Lily’s e.p.

初のe.p.と銘打たれた、両A面シングル。全く違った方向性の両楽曲と、リミックス2曲を含めた、かなりバランス良いシングルです。

「Lily’s e.p.」(リリーズ イーピー)は、日本のバンド、Dragon Ashの9枚目のシングル。2000年11月29日発売(発売元はビクターエンタテインメント)。
wikipedia


1.Amploud
ラウドで分厚いサウンドと、7thシングル「Deep Impact」で得た、攻める攻撃的なリリックを基盤に、ヒップホップとロックの融合を果たした作品。しかも、単純なオラオラ系ではなく、ベースラインやメロディーの取り方、スクラッチの入れ方がオシャレですよ。4thアルバム「LILY OF DA VALLEY」につながるリードトラック楽曲です。ギターソロとベースソロ、ラップを連続している最後の部分は必聴です。「Amploud」とはKjの考えた造語。MVには、SBKやRIP SLYME、そうそうたるメンツが参加しています。


2.静かな日々の階段を
あの「ジャーン」のフレーズは当初がんばって耳コピして、何度もアコギを弾いたものです。言わずもがな名曲です。単調なフレーズなのですが、飽きさせないストーリー仕立てのリリックが効いていますね。こういった曲調と展開、ストーリーを書かせたらKjはピカイチですよね。
映画「バトル・ロワイアル」の主題歌で一躍有名になりました。歌詞はまったく異なりますが、このころのDragon Ashのポジションと曲調が妙にマッチ。客層もドンピシャでしたね。

3.静かな日々の階段を (e.p. ver.)
liveでこそ映えるリミックス。2001年くらいのRIJフェスだったかと思います。アコギのギターリフとラップだけの曲が、こんなにも緩やかなポップなダンスナンバーになるのかと思いました。DAの新たな一面で、10thシングル「Life goes on」にも通づるサウンド構成ですね。

4.Amploud (Modern Beatnik mix)
これ、かなりかっこいい。跳ねるピアノが楽曲にマッチしています。Dragon Ashなりのブレイクビーツなロックで、テイストの幅広さを感じさせられます。サビに控えめに入れてくる歪んだギターがキモです。編曲にはAIRが参加しています。Steady&Co.でも見られますが、Kjはジャズ調のピアノフレーズが得意なのですかね。