復活を果たしたスケボーキング「EPISODE 7 feat. Kj」にKjが客演参加。
2010年、突然デビュー15周年に解散したスケボーキング(SBK)。その後はメンバー個人で活動していた最中、また突然2020年に再結成した。そしてなんと15年ぶりとなるニューアルバム「THE NEW ALBUM」をリリース。そのワントラックに、なんと…あの…待望の…EPISODEシリーズが復活です!前作「EPISODE 6」から実に13年ぶりである。
EPISODE 7 feat. Kj
クラシックをサンプリングしたトラックに、Hi(SHIGEO)、Mid(Kj)、Lo(SHUN)の3MCが、ストーリーをつなげながらラップのマイクリレーを行う、まさにこれぞスケボーキング・EPISODEシリーズを感じる楽曲です。三者三様の相変わらずのマイクリレーにホッとします。Kjも「hi(SHIGEO)の戯言は置いといて」と言ってますが、終始コミカルなライミングですね。曲も歌詞も遊び心に溢れています。「トータルミュージックコミュケーション(TMC)」って歌詞が出てきたり、ファンにはたまらんです。ともあれ、曲調がみるみる変わるスケボーキングらしい変態曲。キャッチーなイントロに耳を奪われつつも、ヴァースではベース音だけ残すとか、繋ぎ目のリズムとか、すごくスケボーキングらしい。「EPISODE 1」を思い出させる。あと、なぜか久しぶりにアナログレコードもリリースしたね。
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おまちかね ハイとローからのタスキ
てか、長いこと どんだけ待たす気?
言葉遊びの玄人
大人げなくアップロード
時は平成から令和に移行
過去の名声やら栄華は不要
録って出しで踊らせるかのゲーム
さあ、エピソードは次のフェーズ
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ぎこちないマイクリレーでいい
それが好きってやつがいる
タッグになり 遊ぶ延長線上でアートしてく企み
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まあ、ハイの戯言は置いといて
ローが良いこと言ってます 太い声で
まさに This is SBKのフロー
鳴らせ Drums、Bass、DJ とShow
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デフォルトは見切り発車でいい
それが草wってやつもいる
見失うぜ 追わないと
と見せかけ牛歩でドーバー海峡
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心技体が備わりし三賢者
遠方よりここに参戦だ
スケボーキング 新たな始まりのゴング
響け 待ちわびた諸君
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組み込まれたこのブレイクビートのゲノム
ハイ・ミッド・ローが また聴かせる
エンカウントした心躍らせる
EPISODEシリーズ
episodeシリーズは、2002年に発表されたシリーズ1作目「EPISODE 1 」から互いのアルバムの1トラックに、交互に、vo/mcを客演に招いで参加する作品。もちろんソース元はSTAR WARS EPISODE1から。リリース時に映画公開がされていたようで、パロったそう。
インタビューでも触れられてたんですが、TMCもあったし、なんとなく昔から仲の良いバンド仲間だと思ってたけど、エピソードシリーズのきっかけは、意外とデビュー後に有名になっていたDragon Ashに、スケボーキングから歩み寄ってったそう。SHIGEOが元SBKのHAKUCHOと馬場さんを通じてKjと会ってから徐々に近づいて交渉してったみたい。